浴衣の地色

揃いの浴衣のお誂えのご注文をいただいて、お客様とご相談しながら準備をしています。

今回は男物と、大人の女性、若手の女性用の三色を同じ図案で染めることに。まず今回は色選びからです。

例えば男物。イメージはグレー系のお色目・・・青鈍(あおにび)、鉄御納戸(てつおなんど)、熨斗目花色(のしめはないろ)、素敵で難しいお名前のついた候補の数々から檳榔子色(びんろうじいろ)を目指すことになりました(正直今の日本人でこの色の名前ですぐに色が頭に浮かぶ人は数えられる程度しかいないと思われます・苦笑)。色見本と、実際のお着物にに仕立てた時の色は思いと違ってくることも多々・・・と職人さんのお話を伺いながら慎重にすすめています。夏までに仕上げないといけないので悠長にはしていられないのですが。染屋さんが箱から出してくれる端切れの数々。

藍色も水色の、微妙に違う数多の色に感動と難しさで思わずため息が・・・。着物を通じで日本の歴史と文化の奥の深さに毎度、心の底から感動します。そして職人さんの熱い思いにも。次回は図案のお話ができるように、がんばります


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コメント: 1
  • #1

    ちひろ 向日葵 (水曜日, 15 6月 2016 00:21)

    日本の色の名前ってホントに難しくて また興味深いですよね(^-^) お着物や帯揚げ帯締めのお色でも つい アイボリーとかロイヤルブルーとか使っちゃいますが それをちゃんと 日本の色の名前で言えたらハナタカですよね(((o(*゚▽゚*)o)))