五花街

昨日まで京都では五花街が開催されていました。残念ながら今年はよせていただくことはできませんでしたが、妹たちが秋の色種と舞妓さんで出演させていただいておりました。五花街という舞台は、京都の五つの花街の合同の舞踊会で、それぞれの町からひと演目ずつと、最後のフィナーレは五花街の舞妓さんが全部で20人、祇園小唄(違う演目の年もあります)を舞うという、豪華絢爛の会です。町の代表として出させていただくので、緊張もひとしお。私の最後の五花街は2013年でした。お名前をいただいた新名取で出させていただく初舞台。京都会館が工事中ということで南座での開催でした。歌舞伎大好きの私にとって南座は特別な劇場です。その花道から出させていただいたときのうれしさは今も忘れません!!あんまり嬉しくて下駄をけたたましく鳴らして登場。もちろん注意されました(苦笑)


菖蒲浴衣という演目で、いつもの井上流の雰囲気とは少し違う、粋な曲で、粋なお衣装。私はとっても緊張するたちなので舞台を楽しめたことは数えるほどしかないのですが、この時の五花街はそのうちの、貴重な一回です(笑)。そして大きいと思っていた南座の舞台ですが、立ってみると歌舞練場の舞台のほうがはるかに広い。改めて、祇園の歌舞練場の大きさと、その舞台に立たせていただいている有り難さを感じたのでした。