蛇の目傘

梅雨の時期になると手放せない蛇の目傘。

これは本当は蛇の目ではないのですが、今はほとんど通称で和傘は蛇の目と呼ばれてしまっています。雨の京都の街並みになんともいえない風情をそえる和傘ですが、とても高価なものです。舞妓さんのおこづかいじゃとても買えません!!うっかりものの私は舞妓さんのとき、夜のお座敷が何件かあって途中で雨が上がってしまうと忘れてしまう。翌朝青くなって、探し回りました。そして、このように気をつけないと破れてしまう。和傘は柄を下にして立てて置くのですが、伺った先のお店が扱いを知らないと、普通の洋傘と同じように置かれてしまったり、また、傘立てにいれられて、その上に洋傘が突き刺されてしまい、このような惨状になることも多々でした。今回のこの傘は幸いにも、金沢の傘で職人さんが直してくださることになりましたが、いまは張り替えることも難しいのが現状です。もっと和傘が流行ればいいのになぁといつも思います。着物にはやっぱり和傘が絵になります。お着物がお好きな方にはぜひ、おすすめしたいです!雨の日が楽しくなりますよ!