祇園恋しや  だらりの帯よ

舞妓さんといえば「だらりの帯」。花見小路を歩く舞妓さんの背中に大きくゆれる美しい帯は、まるで夢の世界に迷い込んだような気持にさせてくれます。大きく染帯と織帯があり、6~7メートルもあり、下にはそれぞれの屋形の家紋が。これは一説によると昔はまだまだ幼い年の舞妓さんで、夜遅くになって迷子にならないためのものだったと聞いたことがあります。特にいまは屋形の件数も少ないので、後ろ姿でどのこの家の子か一目でわかるのです。染帯の時期になると、かぐや姫の

帯や、長刀鉾の帯、フルーツの柄など、楽しい帯も

 


多く見ていても楽しくなります!!この帯には、大きな帯枕がふたつも使われており、その重さと大きさだけできっとみなさん驚かれるはず。男衆さんの着付けでしっかり結んでいただかないと、体への負担は大変なものに。でもこの衣装、男衆さんはたったの5分で着つけてくださるのです。まさに神業!